個人再生とは、債務整理方法の１つで、裁判所を介して行われる債務整理手続きです。

借金の減額を裁判所に申立て、それが認められることによって、借金を大幅に減らすことができます。

借金を減らすためには、提出した再生計画案について裁判所から認可をもらう必要があります。

裁判所から減額を認められた分の借金は免除されるため、支払わなくてよいということになります。

ここでは、個人再生の手続きの流れや必要書類について、分かりやすく解説していきます。

個人再生の手続きの流れ

個人再生の手続きは、様々な段階を経る必要があり、かなり煩雑であると言われています。

ご本人が1人で行おうとすると、負担が大きく、なかなか難しい面もありますので、お困りの際には、専門家の力を借りることをお勧めします。

個人再生を行うにあたっては、まず、個人再生を申し立てるための準備を行います。

個人再生申立書を作成するにあたり、小規模個人再生と給与所得者等個人再生のいずれを選択するのかということも考えることになります。

提出書類の準備が整ったら、地方裁判所に申立てを行います。

個人再生開始の段階に入ると、いよいよ再生計画案の作成を行います。

再生計画案を裁判所に提出し、認可の判断を待ちます。

ここで再生計画認可決定が出されると、個人再生手続きは完了するという形になります。

個人再生の必要書類

個人再生を行うには、どのような書類を準備しておく必要があるのでしょうか。

個人再生手続きの申立てを行う際に必要となるのは、申立書、債権者一覧表、財産目録家計収支表といったものです。

そのほか、住民票や源泉徴収票、給与明細、通帳の写しなども提出が必要となることがあります。

また、個人再生手続きの申立て後にも、再生計画案の提出が必要となります。

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